よく精神的に弱い奴はウザいとか、ずるくて嫌いとかいう意見を見たり聞いたりします。
ではその精神的に弱いとはどのようなことなんでしょうか?また、精神的に弱い奴と罵っている人は精神的に強い人なんでしょうか?
精神的に弱い人って?
世間一般で言われている精神的に弱い人の一例を挙げてみましょう。
- 人間関係の摩擦が苦手
- 迷ったり悩んだりの時間が長い
- 真面目すぎる
- プレッシャーがかかることから逃げ出したくなる
こんなものでしょうか?
しかしこの特徴、本当に弱いの一言で片付けられるものでしょうか?
真面目で繊細で深く物事を考えられ、相手の気持ちを考えられる優しい人ということもできますよね。それは悪いことですか?
精神的に強い人って?
今度は世間一般に言われている精神的に強い人の例を挙げていきましょう。
- 他人の言うことに流されない
- 悩むことなく行動できる
- 失敗しても引きずらない
- ちょっとしたことでは動じない
こんなものですかね?
この特徴も単純に強いの一言で片付けるべきではないと思います。
大ざっぱで鈍感で物事を深く考えることができず、自分中心で考える人とも言うことができますよね。この人はいい人ですか?
不幸自慢
精神的に弱い人強い人の例では少し意地悪な書き方をしました。
しかし、そういう見方もできると言うことを知っておいてほしいのです。
さて、では話は変わって、よく身の回りやネット掲示板に「あいつは精神的に弱いからダメだ」とか「ゆとり世代は精神的に弱くて使えない」などと罵倒している人いますよね?
この人達は精神的に強い人たちなのでしょうか?
結論から言います。断じて強くありません。
一般に言う精神的に強い人は困難に立ち向かい、問題解決をするために行動を起こします。
では、この人を罵倒している人たちは一体何をしているのか?
それは、不幸自慢、もしくは相手の特徴を否定することで自分が正義だと示そうとしているにすぎません。
こういった人たちは無意識のうちに
「不幸であることもしくは相手を否定することによって特別であろうとし、不幸であるもしくは自分が正義であるという一点において、人の上に立とう」
としています。
また、
「自分が不幸であるもしくは自分が正義であるという武器で、相手を支配しよう」
としてます。
依存せずに生きていくということ
世間一般に言われている強い弱いも特徴や性格の比較に過ぎないし、私は精神的に強い自慢をしてる人も、ただただ不幸自慢や相手を否定して自我を保ってるだけです。
じゃあ精神的に強いって何でしょう?
私なりの答えは、
「自立していて依存せずに生きており、なおかつ他者の存在を愛することができる人」
であり、
「承認欲求を否定し、自由に生きている人」
だと考えています。
この考え方は、アドラー心理学に多分に影響を受けています。
アドラー心理学はこの本を読むのが最初は良いかもしれませんね。
ポイント
- 世間一般に言われている精神的に強い弱いはただの比較だから意味ないですよ
- 私って精神的に強い自慢をしている人は、不幸自慢をしてるのと同義で、他者に依存しまくりの弱い存在ですよ
- 自立して依存せずに生きいていて、他者を愛せる人が本当に強い人じゃないかな
専門的な心理学には精神的な強さや弱さの定義があるのかもしれませんね。もしあって知っている方がいらっしゃったら教えてください。
私はいつでもうつ病を治そうとしているあなたの味方です。
ではまた!